マカロンのひび

フランス土産に買って完全に忘れていた、ピエールエルメパリのマカロンを食べた。

わくわくとテーブルについた息子の前でちっちゃい箱を開けると、えっどうして! 3つしかない…! と叫ばれてしまった。

ごめん、だって3つで8€もして。

放置していたのでカラカラになって少しひび割れていたが、家族3人でつましく順に一口ずつかじり、おいしく食べた。ローズ、ピスタチオ、マロンかな。うんおいしい、おいしいんだけどね…少なかったな…。

息子はそのあとポテチと韓国製のさといも大福とかいうよく分からないおかしを立て続けに食べていた。大半食べたんだからもっと8€分余韻を楽しんでくれよ。

 

今日は久しぶりに日差しが強く、息子も珍しく、天気がいいから公園に行こう、などと言ったので、おうおうでは昼ごはんを食べたら出発しようと応じて急いでパスタを作ったりした。食べ終えた息子が思った通り、やっぱりいいよ…と言い出したが、いや、行くんだ! と無理矢理表へ飛び出した。

日差しはピカピカだが5度だった。

公園では息子がいつもの謎の図々しさで、知らない子どもが兄妹で遊んでいるところへズイズイ寄って行ってあたかも3人で遊んでいるかのような距離感でいるのでヒヤヒヤした。はじめは誰こいつ…という目で見られていたが、最終的にはなんとなく輪に入れてもらっていたので良かった。

こういうとき彼は、例え日本人相手でも、こんにちはとか一緒に遊ぼうみたいな会話無しに、いきなりさも当然といったふうに混ざろうとするので私は嫌な汗をかく。もし自分だったら、そんなやつがいきなり入ってきたら結構嫌だから。

でも意外とノリが合って楽しく遊び出すパターンもあるので、あきらかに嫌がられていない限りなるべくそのまま見守るようにはしている。

 

公園からの帰り、クラフトショップへ行って、でっかいクラフト紙を買った。キッチンに敷くのだ。

どういうつもりか今のアパートはキッチン含めて床が無垢材に近いので、キッチンマットが必須なのだが、今日までは引越し業者が荷物の運び入れ前に床に敷く用にくれたクラフト紙を使い続けていた。枚数があったので汚れたら捨てて取り替え、なかなか快適だったのだが、とうとう尽きたので買いに来た。この家もあと半年だし、洗い替えも大変なので、もう紙で行くよ。

 

クラフトショップはその名の通り、手作りのための材料という括りで色々と売っている。子供の工作キットから画材、グルーガン、布やミシン、製菓材料など。見るだけでも楽しい。

余計なものをあれこれ見たが、16時を回ってもまだ明るさがあり、随分日が長くなってきた。夏には夜21時過ぎまで明るくなるので、それを目掛けて一日毎にぐんぐん長くなって行くのだろう。楽しみだけど、もう暗いから帰るよが効かなくなるのが怖いな。

 

しかし長かった体調不良はもしや日照不足だったのか、と思えるほど、陽を浴びて気力が満ちた今日だった。よかった、よかった。