遠き山に日は落ちて

息子がナンバーブロックスというBBCのアニメにハマっている。日本でも知育に良いYouTubeなどとして紹介されていたので、3歳ごろの息子に見せてみたことがあったが、全編英語なこともあり、その時は特にハマらなかった。

ゼロからはじまり全ての数字がキャラクターになっているのだが、2はメガネや靴などニコイチのものを身につけている、6はゲーム好きでいつもダイスを振っている、11はサッカー選手、13は不運ですぐ転ぶ…など数字に絡めたキャラ付けがあり、大人からしても結構楽しい。

彼らは自在に合体、分裂して別のキャラクターになったりもするし、都合同じキャラクターが複数になったりもする。アナザミー! とか呼び合って仲良くやっている。そのあたりはあまり深く考えない方が良さそう。

ともかくナンバーブロックスのおかげで、息子はおそらく1000までは英語で数えられるし、簡単な足し算引き算、掛け算もできるようになった。何かの二乗かどうか、素数かどうかなどもある程度暗記しているようだ。夫は、数学が好きなんだなあ! と喜んでいるが、わたしが思うに、ただキャラクターが好きなだけだ。まあでも少しでも算数の理解を助けてくれればいいな。

 

それでそのナンバーブロックスの人形が写真だ。マスリンクキューブというもともとある知育玩具に、ナンバーブロックスの顔をつけたおもちゃが売っていて、0〜10のセット、11〜20のセット、両方買った。

息子がそれらを使ってキャンプごっこをしたいというので、部屋の電気を消し、YouTubeで焚き火動画を流したスマホを真ん中に置いた。炎の揺れの映像とパチパチという音だけが流れて、思った以上に見入ってしまった。じんわりと暖かいような、頰が火照って乾燥するような錯覚さえあった。火っていいよなあとしみじみする。教頭先生が火の神の格好をしてキャンプファイヤーに点灯していた小5の林間学校を思い出した。火の神が今、帰っていきます、という茶番の台本を読み上げる同級生の声も聞こえるようだった。

数字一切関係無しと思われたキャンプごっこだったが、火の番があるので交代で寝ることにし、先に偶数のメンバーを寝かすことになった。そんな感じでゆるく遊んでいる。

 

ナンバーブロックスと焚き火動画おすすめです。